近畿大学 生物理工学部 総合型選抜の入試概要
学部(募集要項) | 生物理工学部 | ||||||
学科 | 生物工学科 | 遺伝子工学科 | 食品安全工学科 | 生命情報工学科 | 人間環境デザイン工学科 | 医用工学科 | |
コース等 | |||||||
入試方式 | |||||||
詳細な方式 | |||||||
募集人数 | 30 | ||||||
出願資格 | 評定 | ||||||
外国語資格 | |||||||
専願 | |||||||
その他 | |||||||
出願資料 | 入学志願書 | ||||||
志望理由書 | ○ | ||||||
エントリーシート | |||||||
推薦書 | |||||||
自己推薦書 | |||||||
活動報告 | ○ | ||||||
調査書 | ○ | ||||||
外国語資格 | |||||||
その他 | 自己紹介書、活動実績を証明する書類・資料(写) | ||||||
試験内容 | 面接 | ||||||
小論文 | |||||||
プレゼン | |||||||
GD | |||||||
外国語試験 | |||||||
筆記試験 | |||||||
その他 | 授業(45分)を受講し、グループでワークショップ(45分)に取り組み、レポートを作成する(45分)。 | ||||||
出願期間 | 9/1-9/19 | ||||||
試験日 | 10/18 |
近畿大学の概要
建学の精神
実学教育と人格の陶冶
真の「実学」とは、必ずしも直接的な有用性を志向するだけではなく、その事柄の意味を学び取ることを含む。現実に立脚しつつも、歴史的展望をもち、地に足をつけて、しなやかな批判精神やチャレンジ精神を発揮できる、創造性豊かな人格の陶冶を志向するものである。
沿革
近畿大学は、1925年(大正14年)創立の大阪専門学校と、1943年(昭和18年)創立の大阪理工科大学を母体とし、1949年(昭和24年)の新学制により設立された私立総合大学である。
創設者であり初代総長の世耕弘一は、「実学教育」と「人格の陶冶」を建学の精神とし、「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人の育成」を教育理念に掲げた。世耕は、自らの苦学の経験と政治家としての歩みを経て、「すべての日本人に高等教育の機会を」という理想のもと、総合大学としての近畿大学の礎を築いた。
1949年の設立当初は理工学部と商学部を設置し、その後も順次学部を増設。1950年に法学部と短期大学部、1954年に薬学部、1957年に通信教育部、1958年に農学部、1959年に工学部、1966年に第二工学部(現・産業理工学部)、1974年に医学部、1989年に文芸学部、1993年に生物理工学部、2010年に総合社会学部、2011年に建築学部、2016年に国際学部、2022年に情報学部を開設し、発展を続けてきた。
現在では、15学部49学科、大学院11研究科・1学位プログラムを有し、17の研究所、2つの短期大学部、18の併設校園、2つの総合病院を設置するなど、日本屈指の私立総合大学に成長している。学生数は約3万人、卒業生は55万人を超え、各界で活躍している。2025年には創立100周年を迎えるに至った。
教育の目的
創立者である世耕弘一が唱えていた、「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人の育成」を、そのまま教育の目的としている。
近畿大学 生物理工学部の学部概要
特色
■生物工学科
◇植物・微生物を中心とした研究
植物や微生物を主な研究対象とし、分子・細胞レベルから個体・集団レベルに至るまで、その機能を広く学習する。
◇幅広い応用分野への展開
生物が持つ優れた働きを、食糧生産や環境保全などの課題解決に役立てる理工学の技術を修得する。
◇多様な進路への対応
卒業生は、食品・化学工業・医薬品分野のほか、農業生産分野でも活躍しており、学んだことを生かせる業界が多いことが特徴である。
■遺伝子工学科
◇多角的な遺伝子工学の学習
分子レベルから個体・集団レベルまで、遺伝情報の解読と遺伝子工学の基礎を学び、ポストゲノム時代の探求法を修得する。
◇先端技術の習得
体外受精や遺伝子組換え動物作製、ES細胞操作などの生殖工学技術を学び、医療・創薬・食物生産・環境保全の分野で活躍できる人材を育成する。
◇実践的な教育と研究
遺伝子操作方法の原理を理解し、演習や実験を通じて技術を習得。卒業研究では最先端のテーマに取り組む。
◇多様な進路への対応
大学院進学を経て研究者の道を歩むほか、胚培養士やMR職など、専門知識を生かして企業や政府関係研究機関で活躍する。
■食品安全工学科
◇食の安全と機能性を科学的に探究
食中毒の予防や食品の機能性向上に関する技術を学び、食の生産から消費までの安全性と健康への影響を総合的に理解する。
◇多角的な視点からの教育・研究体制
分子生化学や機能性タンパク質工学などの基礎研究から、食品衛生管理システムの構築や機能性素材の開発といった応用研究まで、幅広い分野をカバーする7つの研究室を設置している。
◇実践的な資格取得支援
食品衛生管理者やHACCP管理者など、食品業界で求められる資格の取得を支援し、実務に直結するスキルを養成する。
■生命情報工学科
◇生命科学と情報技術の融合
DNA解析や脳機能の理解など、複雑な生命現象を解明するために、プログラミング、信号解析、シミュレーション技術などの高度な情報技術を学ぶ。
◇実践的なプログラミング教育
1年次からLinuxの操作方法やC++言語によるプログラミングの基礎と応用技術を習得し、先端的な研究に必要な計算処理能力を養う。
◇幅広い進路と高い社会的需要
IT・情報通信産業、電子系企業、医療福祉機器メーカーなど、多彩な分野での活躍が期待されており、情報技術者の需要が高まっている。
◇教員免許取得や大学院進学も可能
中学校・高等学校の教員免許取得や、大学院への進学を通じて、教育や研究の分野でも活躍できる。
■人間環境デザイン工学科
◇人間支援工学を基盤とした学際的な学び
人体構造や心理を理解する「人間科学」、人と調和する機械設計を学ぶ「機械科学」、快適な住環境を追求する「住環境科学」、使いやすさを重視する「ユニバーサルデザイン」の4分野を統合的に学習し、誰もが安心・安全に暮らせる社会の実現を目指す。
◇実践的なデザイン教育
3次元CADやデジタルマネキンソフトを活用した演習を通じて、生活支援ロボットや福祉機器などの設計・開発を実践的に学ぶ。
◇二級建築士受験資格の取得
所定の科目を履修・修得することで、二級建築士の受験資格を得ることができ、建築設計や住環境の専門家としての道が開ける。
◇多様な進路への対応
住宅機器、スポーツ・健康機器、自動車、家電製品、環境機器、医療・福祉機器など、幅広い生活関連製品の研究・開発・設計エンジニアや製品企画デザイナーとしての活躍が期待される。
■医用工学科
◇工学と医学の融合教育
工学系と医学系の科目をバランスよく学び、医療機器の操作・保守・管理から研究・開発まで対応できる人材を育成する。
◇臨床工学技士国家試験の受験資格取得
指定科目の単位を修得することで、臨床工学技士国家試験の受験資格を得ることができる。
◇実践的な臨床実習の導入
近畿大学病院などと連携した臨床実習を通じて、実際の医療現場での経験を積み、専門知識と技術を磨く。
◇高い倫理観を持つ人材の育成
医療現場での実務経験を持つ臨床工学技士を教員に迎え、生命・医療に対する高い倫理観を持つ医療機器開発のスペシャリストを育成する。
アドミッション・ポリシー
①各学科での履修に必要な基礎学力を十分に有している人。
②自然科学と最先端の科学技術に広く関心を持つ人。
③将来の目標を定め、強い意志を持って勉学を志す人。
④能動的に学ぶ姿勢を有している人。
⑤幅広い視点から論理的に課題を解決していく意欲にあふれる人。
⑥高い倫理観を持って謙虚な姿勢で社会に貢献しようと志す人。
⑦他者との関わりを大切にし、コミュニケーション能力を高め、社会に飛躍しようとする人。
キャンパス
和歌山キャンパス(生物理工学部)
〒649-6493 和歌山県紀の川市西三谷930
教育研究上の目的・ポリシー
生物理工学部の教育研究上の目的はこちら
学生数
1,962人(2024年現在)
特色
生物理工学部の特色はこちら