総合型選抜(AO入試)における面接とは

面接は多くの大学の総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜で行われる試験です。 志望理由書や小論文とちがい、面接は直接やりとりができるため、大学側にとっては、選抜を行う上での大きな判断基準となります。 また受験生としても、書類だけでは伝えられない自己アピールが直接できるので、対策しておくことでグッと合格に近づくチャンスとなります。

大学は面接で何を見ているのか?

大学は、面接の試験によって、受験生が「大学に貢献してくれる人物かどうか」「大学の求める人物かどうか」を見ています。また、志望理由書に書いた内容の確認の意味もあります。

大学は研究の成果を「論文」によって発表し学問を発展させます。そこで、学生が大学に入って研究をするために、その基本的な力がどのくらい身についているかを評価するのが小論文の試験です。この力が高い人ほど、入学して活躍し大学に貢献してくれる人材であり、大学がほしい人材ということです。

〜総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜の面接の種類〜

個人面接

志願者1名に対して個別に行われる。面接官は1~3人程度。
10分以内の短いものから30分程度。新型コロナの影響でオンライン面接の場合もある。

集団面接

2名~5名程度の志願者に対して行われる。面接官1~3人程度。 同じ質問を順番に答えていく場合もあれば、個別の志願者へ質問がなされる場合もある。

口頭試問

志望する学問分野の基礎知識や一般常識に関する質疑応答を行うもの。 質問された回答を志願者がその場で説明する。例えば工学部で物理の基本的な問題を出題され、制限時間3分で計算を行って回答するなど。

このほか、プレゼンテーションとそれに対する質疑応答が面接試験の代わりに行われる学校もあります。
ちなみに面接には「優しい面接」と「厳しい面接」の2タイプがある。
もし本番が「厳しい面接」でも動揺しないように練習しておこう。

どのような問題が出る?
合格するための面接のポイント

point1
どれだけ自分をアピールできるか
大学側に「ぜひ入学してもらいたい」と思ってもらえたらGOOD!そのためには、その大学に入学する意欲と熱意を訴える。大学の求める人物に合致していることを伝えよう。
point2
コミュニケーション能力があるか
面接官の意図を汲んだ受け応えができたらGOOD!例えば「得意な科目は何か」と聞かれて「数学です」とだけ答えても、コミュニケーション能力があるとはいえない。 面接官はあなたがどんな関心や考えを持っているかを聞いている。
point3
分かりやすく伝えられるか
面接官の質問に即座に対応して、論理的で簡潔に回答できたらGOOD!質問をおうむ返しして結論から述べるのがオススメ。 例えば「高校で一番印象に残っていることは?」と聞かれたら「高校で一番印象に残っていることは〇〇です。 なぜなら~。」という具合に質問の答えを言ってから説明を付け足そう。

面接でよく聞かれる質問例集

面接でよく聞かれるのは次の質問5つ!

1志望理由
2自己PR
3高校での活動
4時事問題
5大学入学後や将来のこと必要がある。

Q1
「本学を志望する理由は何ですか?」
よく聞かれるため、回答内容を暗記しておくと良い。ただしセリフのように不自然にならないようにしよう。
Q2
「自己PRをお願いします/自分の長所は?」
これも暗記しておくと良い。「1分間で自己PRしてください」と言われることもあれば、「あなたの長所/強みは何ですか」のように聞かれることもある。「私の強みは〜です。」と述べた後に、証拠となるエピソードもつけよう。
Q3
「高校で一番力を入れた活動は何ですか?」
高校で一番頑張ったことをエピソード化して暗記しておこう。ある課題をどう解決したかを具体的に書こう。
Q4
「気になるニュースや社会問題は何ですか?」
面接官はその社会問題に対するあなたの意見を求めている。「~が気になります。」と答えた後に、今後の予想、見解、提案などのあなたの意見を述べよう。
Q5
「将来の夢や目標は何ですか?」
「先生になりたい」と職業名だけを答えるのではなく、どんなことに貢献したいのかなどを説明する。
→(例)「人間力を育てられる中学校の先生になりたい。」
Q6
「どんな大学生活を送りたいですか?」
大学生活の目標、挑戦したいことなどを具体的に話すことで、意欲の高さがアピールできる。
Q7
「(職業)のどんな分野・現場で活躍したいですか?」
例えば「社会福祉士としてどんな現場で活躍したいか」など、将来の明確なビジョンがあるかどうか聞かれる場合がある。具体的に決まっていない場合は、どのように明確にしていくのかを説明しよう。
Q8
「得意科目と苦手科目は何ですか?」
苦手科目は「~を心がけている」というように改善の努力の姿勢を見せる。
Q9
「あなたの長所と短所は何ですか?」
Q8と同様に、短所も「~を心がけている」というように改善の努力の姿勢を見せる。
Q10
「総合型選抜(AO入試)を受験した理由は何ですか?」
「どうしてもこの大学に入学したいから」「将来の目標と進学の目的が明確だから」という答えが多い。そのフレーズだけではありきたりなので、さらに具体的に述べると良い。

何と答える?正解の答え方

こんな時は何と答えたら正解なの?
という質問例を紹介します。

case
1
「答えが思いつかない/分からない」
知らないことを聞かれた時は知ったかぶりするのはNG。正直に「勉強不足で知りませんでした。これから勉強します。」と伝えましょう。 また、予想外の質問に、どうしても答えが思いつかない…という時も、正直に「すみません。思いつきませんので、これから考えます。」と伝えましょう。 (できるだけ質問に答えを返すに越したことはありませんが。)
case
2
「第一志望かどうか」
「うちの大学が第一志望ですか」「併願校はありますか」と質問された場合も正直に話しましょう。もちろん第一志望・専願の方が有利ですが、もしそうでない場合は、理由を説明できるようにしておきましょう。
case
3
「うちの大学でなくてもできますね」
…と言われないように全力で準備してください。もし言われてしまったら、その大学にしかない魅力や特徴をもう一度述べましょう。複数のポイントを挙げて、その全てがそろっているのは貴学だけ、というのも有効です。
case
4
「逆に質問はありますか」
面接の最後に逆質問をされることがあります。 その大学のことをよく理解していることが伝わる質問ができるようにしましょう。 その大学に入学することを前提とした質問をするのも良いですね。

マナー・服装・話し方

面接のマナーとして、入退出時のあいさつや所作、服装・身だしなみには 気を遣いましょう。

▼下の動画でイメージを湧かせよう!▼

https://www.youtube.com/watch?v=hn6dd_1T130

服装

清潔感が大事。高校生であれば制服(ブレザーや学ランの正装)でOKです。足先か ら爪先まで整えておきましょう。

話し方

質問した面接官の目を見て、ハキハキと明るく快活に話すと好印象です。小さい声 だったり目が合わなかったりすると、自信がないのかな?と思われてしまいます。 熱意がしっかり伝わるよう、「演じて」ください。 面接の様子を録画しておくと、自分が面接官にどのような印象を与えるかが分かり ます。ビデオを見て改善していきましょう。

面接の練習をしよう

「今まで一度も面接をやったことがない」「面接が苦手…」という人は、何度も練習することが大切です。面接は慣れです。いろんな人に面接官役をお願いして、いろんな角度から質問してもらい、対応する力をつけていってください。

yoursの面接指導を受けることで、一度も面接をしたことのなかった高校生も本番では自信を持って面接試験に臨めるようになります。


面接の感想体験記


(Sさん)

対策が役立った点は、面接の練習をしてもらったことです。
最初は「面接」という初めての経験に緊張し、普段通りにしゃべることも難しかったのですが、いろいろな先生と練習できたことで少しずつ自信が持てるようになりました。
実際の面接時、先生と練習した話題が出たこともあり、落ち着いて面接を受けることができました。

Yoursの面接指導についてはこちら

受講の流れ

1

まずは30分の無料オンライン相談で受講のイメージをご確認ください。あなたの志望校の入試情報や対策法のアドバイス、受験戦略のご相談、その他受験に関するカウンセリングをします。

2

オンライン相談後、無料体験が受けられます。
無料体験では、あなたの将来の夢、適性などをヒアリングし、志望校合格に向けたエントリーシートの書き方をレクチャーします。

3

会員登録をして授業スケジュールを組んだら、
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